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「母親になる」って、自分が母親になるってこと?

最近ふと思ったことがある。

わたし自身がそう感じているわけじゃないんだけど、

周りを見ていて、気になったことがある。

それは、「母親」という役割に、すっかり自分自身を重ねてしまっている人が多いな、ということ。

子どもが生まれると、生活の中心がガラッと変わる。

「ままとして」「母親なんだから」っていう意識が強くなって、

自分のことは後回し、ままらしく振る舞うことにエネルギーを使ってしまう。

でも、その姿を見ながら思う。

本来、「母親になる」って、“母親という役割がひとつ増える”というだけであって、

自分という存在そのものが「母親だけ」になるわけじゃないはずなんだよなって。

きっと、母親っていう役割はそれだけ大きくて、

社会の目も、家族の期待も、

ときに自分の中の理想像すらも、

それをどんどん大きく見せてしまう。

だから「まま」としてちゃんとしようとすればするほど、

「わたし」が見えなくなっていくのかもしれない。

でも、わたしは思う。

自分は自分としていつだってある。

もちろん子どもは大事。育児だって真剣。

でも、それだけじゃなくて、

「わたしはどうしたい?」って問いも持っていていいと思う。

そんなふうに、自分自身の輪郭を見失わずにいられたら、

もっと楽に、もっとあたたかく過ごせるんじゃないかなと思う。

母親になったからこそ、

「自分を生きる」ってことを、

もっと大切にできたらいいなと、感じたのでした。

 

この記事を書いた人

イラストや山歩きが好きで、「伝える」「整える」「気づく」ことに喜びを感じるタイプ。
2025年春、名古屋から長野・安曇野へお引っ越し予定。新しい暮らし、整え中。このブログでは、日々の気づきや小さなモヤモヤ、笑い話などを、書き留めています。

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